職場のモンスターバスター
佐藤恵美です。
さて、今日のテーマは、
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若いのに枯れてる?
「やさぐれ侍」に手を焼くあなたへ。
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です。
あなたの部下にこんな人はいませんか?
それなりに実務経験もあるし仕事もデキル。
なのに、なぜか上昇志向がない・・・。
まだまだ若いのに、既に「枯れススキ」状態。
「せっかくだから、次の昇格試験に
チャレンジしてみたら?」
と、奮起を促してみるものの、
「あ、自分、そういうの興味ないんで、
イイっす。」とスルー。
なのに、この会社は給料が上がらない、
待遇が悪いと愚痴をこぼす・・・。
お~い、頑張って給料あげたいのか?
そうじゃないのか、どっちなんだよ~。
と、突っ込みたくなる。
名付けて、
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「やさぐれ侍」モンスター
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でもね。
このタイプは、最初っから、
やさぐれていた訳じゃぁないんです。
入社当時は、彼なりに夢も希望もあって、
「頑張るぞ~ッ!」って。
エネルギーに満ち溢れていたのです。
それが、
不運にも、ガミガミダメ出し上司の下に
送り込まれ・・・、
「おい、何度言ったら分かるんだよぉ~」
「ちゃんと聞いてんのぉ~」
「物覚え悪いんじゃないの???」
なんて、人格否定をされ、
いつの間にか、ピシャッっと貝のように
心を閉ざしてしまったのです。
それからは、もう、
自分にも他人にも無関心。
そう、決めたのです。
だって、心にズカズカ土足で踏み込まれて、
傷つくくらいなら、
無関心の無感情が一番楽。
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それが、この職場サバイバルで生き残る為に
彼が選んだ道なのです。
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とはいえ、チームワークを重んじ、
メンバーひとりひとりの成長を願うあなたにとって、
そんな「やさぐれ侍」、ほっとけないですよね。
他のメンバーの士気にも関わります。
だからと言って、
「ねぇ、やれば出来るんだからさっ!」
「一緒に頑張ろうよ!」
なんて、全力応援モードで
アプローチしてませんか?
気持ちは分かりますが、
それって、逆効果ですからね!
一度、人間不信に陥って、
心を閉ざしてしまった彼にとっては、
あなたの情熱アプローチは
うざいだけなんです。
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人間に捨てられてしまった子犬が、
なかなか人から食べ物をもらわないように、
しっかり手順を踏んで、
じっくり時間を掛けることが大切です。
なので、最初は【論理的】に、
「まずはこれだけきっちりやってね!」
と、具体的な指示を出す。
すると、自然と結果を出してきます。
元々、能力は高いですからね。
「ありがとう!さすがだね~」
この程度の褒め言葉で我慢。
多分、「フンっ」て感じでしょう。
じゃ、今度は、これやってみようよ。
気づかれないように、レベルを上げた指示を出します。
それを達成したら、
「わぁ~、やっぱり〇〇くんなら出来ると思ってたよ」
ここまで、くると、「やさぐれ」くんも
徐々に褒められるのがクセになって、
まんざらでもなさそうになってきます。
このタイミングであれば、【感情的】な
アプローチを全開にしてもOKです。
このように、
小さな成功体験を積み重ねることで、
固く閉ざされた、彼の心の扉も解放されて
いくでしょう。
以前、隣の職場にもいた「やさぐれくん」。
彼の上司が、頭を抱えていたので、
まずは【論理的】に指示して成功体験を積ませ、
【感情的】にアプローチする方法を伝えたら、
みるみる結果を出し、性格まで明るく
なったそうです。
いかがですか?
能力もスキルもあるのに、若くして枯れてる、
「やさぐれ侍」への接し方は、
1.まずは【論理的】で具体的な指示を出す
2.徐々に、成功体験を積ませる
3.自信を持ちはじめたら、【感情的】に訴え盛り上げる
です。
くれぐれも、最初から、体育会モードで、
「一緒に頑張ろうよ!」
「やれば出来るんだからさっ!ねっ!」
なんて、ぐいぐい、いくのは避けましょう。
一度、パタンッと殻に閉じこもると、
こじ開けるのは至難の業ですよ。
お気をつけください~。
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